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バーガーキング/2016年末に200店体制へ

2014年04月01日 / 経営

バーガーキング・ジャパンは4月1日、2016年末までに東京、大阪を中心に現在の81店から200店に拡大する方針を発表した。

<村尾社長>
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村尾泰幸社長が、六本木店で開いた新商品「BIG KING(ビッグキング)」の発表会で明らかにした。

<出店計画>
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フランチャイズ店舗は、北海道、静岡、沖縄の3つのエリアで6店を展開。今後も、地方エリアはFCでの進出を中心とする。200店体制での運営形態比率はFC70%、直営店30%を計画する。

村尾社長は「全国で80店の規模ではドミナントエリアが形成できておらず、TVCMなどを使った大規模なマーケティングは難しい。全国200店体制の達成後、早期に、できれば2017年末には、首都圏200店体制を形成し、より効果的なマーケティングを展開したい」と語った。

<マーケティングの方向性>
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今後の経営戦略では、出店、マーケティング、既存店の強化を柱とし、マーケティングでは同業他社との差別化として、「少し贅沢なファストフード」を目指す。新商品の投入や話題性づくりを重視し、個店ごとの集客力を高める方針だ。

<BIG KING5.0(左)、BIG KING4.0(右)>
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4月1日~24日まで直径約9cm(4インチ)のバンズを3段使用し、直火焼きパティを用いた「BIG KING4.0」(単品・税込390円)を投入する。

昨年11月からアメリカ本土で展開している商品で、日本投入にあたり、日本人の嗜好にあわせたオリジナルソースを開発した。フレンチフライとドリンクMのセット商品は750円で販売する。

日本限定発売商品として、直径約13cm(5インチ)のバンズを使用した「BIG KING5.0」(単品690円)、ドリンクMセット790円を4月1日~7日に全店で販売する。2つの新商品で販売構成比で全体の15%、店舗売上で前年比20%増を目指す。

<4月1日をWHOPPERの日に記念日登録>
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話題性の喚起では、エイプリルフールである4月1日を「WHOPPERの日」に記念日登録した。

同社の看板商品は直火焼きのパティを使用したハンバーガー「WHOPPER(ワッパー)」で、ワッパーには「とてつもなく大きい」のほか、「大ほら」「うそ」の意味があることから、登録した。

村尾社長は日本マクドナルド出身で、同社では取締役上席執行役員・直営本部長を歴任した。

マクドナルドとの違いについて、村尾社長は「マックは、日本で40年・3000店を展開する。当社は日本で7年・100店に満たず、同じ土俵では戦えない。品質、サービス、クレンリネス(QSC)を担う人材育成でも差がある。食べれば違いが分かる直火焼きパティの味わいを広め、フェイスブック、ツイッターといったSNSも活用しながら、バーガーキングとしての良さ、強みを伝えていく活動を強化したい」と語った。

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