流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





小僧寿し/大西社長の不適切な資金支出を認定

2014年06月23日 / 経営

小僧寿しは6月20日、社内調査委員会からの調査報告書を受領したと発表した。

大西好祐社長が、子会社の小僧寿しファイナンスに対して、運転資金の名目で5000万円を貸し付けたことなどを調査したもの。

調査では、貸し付けのほか、小僧寿しファイナンスに対して調査費などの名目で支払った400万円、幹部候補として入社した従業員についての人材紹介仲介料の名目で、第三者に支払われている292万円は、適正なものではないとしている。

また、小僧寿しファイナンスに対し運転資金等の名目で貸し付けた5000万円のうち、4457万円は出金している。

この件では、小僧寿しファイナンスの事業計画を十分把握しておらず、貸付時には同社のデューデリジェンスと前身企業が負担する債務についての免責的債務引受の手続も未了であるなどの状況で貸付を指示した社長の判断は、5000万円の回収リスクを軽視した拙速な判断であるとした。

報告書は、責任の所在として、代表取締役社長への400万円と292万円の返還請求と取締役の辞任勧告を含めた対応を求めた。

取締役会では、調査報告に基づき、大西社長と話し合った結果、8月7日の臨時株主総会の終了をもって、取締役を辞任する表明を受けたという。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧