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アダストリアHD/持株会社体制を解消、ポイントとトリニティアーツを統合

2014年09月17日 / 経営

アダストリアホールディングスは9月17日、持株会社体制を解消すると発表した。

2015年3月1日に、事業会社のポイント存続会社としてトリニティアーツを吸収合併し、同日、アダストリアHDがポイントを吸収合併する。2015年5月にアダストリアHDは、社名をアダストリアに変更する。

2015年2月期のアダストリアHDの通期業績予想は、売上高1859億円、営業利益51億円、経常利益51億円、当期利益7億円の見通し。

ポイントとトリニティアーツは2013年9月の経営統合に際し、各社の企業文化を尊重・維持しつつ企業価値の拡大を図る目的から持株会社体制に移行した。

統合により、グループ全体としての品そろえが豊富になったことなどから顧客層の拡大を図ることができたものの、バリューチェーンの最適化に時間を要し、商品企画精度の不足、経費増加などから、収益面では十分な成果を上げられなかった。

移行後約1年が経過し、各社の企業文化の相互理解と諸制度の統合が進む一方で、商品企画力の向上、意思決定のスピードアップ、効果的な広告宣伝政策や店舗配置の最適化、間接部門の経費削減、仕入れ・物流体制の一層の合理化等を図り、早期の業績向上を図ることが必要な状況にある。

統合によるメリットを十分に活かすには、さらなる組織再編が必要であると判断しアダストリアHDが主要な事業主体である小売2社のポイントとトリニティアーツと合併することとした。

合併により、経営効率化と意思決定の迅速化を図り、企業価値向上につながる体制に再編する。

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