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アダストリアHD/子会社不振などで特別損失61億9600万円を計上

2014年04月01日 / 決算経営

アダストリアホールディングスは3月31日、2014年2月期第4四半期連結決算で特別損失61億9600万円を計上すると発表した。

子会社で、アジア各国に生産拠点を持つNATURAL NINE(N9)は、円安の進行や主たる生産地である中国の生産コストの上昇に加え、グループとしてSPA化を進める中で先行投資負担が増加した。一方で小売各社との連携体制構築に時間を要したため、N9の収益が計画比で悪化した。

現状を踏まえ、長期計画を見直した結果、N9株式の減損処理を行い、関係会社株式評価損53億8900万円を計上する。

子会社のバビロンも、グループにはなかった高価格帯を担うブランドとして2012年11月に子会社化したが、商品政策のミスマッチによる売上や売上総利益の下振れを主因として当初の収益計画との乖離が発生したため、減損処理を実施、関係会社株式評価損13億9300万円を計上する。

バビロンは4月1日付で、出店や広告宣伝、人材などの経営資源の有効活用を目的としてトリニティアーツと統合し、さらなる成長を目指すという。

2014年2月期通期連結業績予想は、売上高1532億円(前回予想比0.2%減)、営業利益57億円(3.6%増)、経常利益60億円(9.1%増)、当期損失48億円(58億円の減額)に修正した。

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