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スターバックス ジャパン/米国本社が995億円で公開買付け、上場廃止

2014年09月24日 / 経営

スターバックスコーヒージャパンは9月24日、スターバックス・コーポレーションがスターバックスコーヒージャパン株式の公開買付を実施し、完全子会社化すると発表した。

スターバックス・コーポレーションの間接的な完全子会社であるSolar Japan Holdingsが株式の公開買付けを実施し、上場を廃止する。

スターバックス店舗

公開買付けは2段階で実施し、第1回目は筆頭株主のサザビーリーグが保有する39.54%を買い付ける。第2回目はその他の株主を対象として実施し、買付代金は最大で995億657万2500円となる。

スターバックスコーヒージャパンは、スターバックス・コーヒー・インターナショナルとサザビーリーグの合弁会社として1995年に設立、2001年に株式を上場した。

スターバックス・コーポレーショングループとの一連のライセンス契約に基づき、スターバックスコーヒー店舗の開発・運営を国内で独占する権利を付与されている。ライセンス契約は2021年3月末に終了し、自動更新する定めがない。

スターバックス・コーポレーションは、スターバックスコーヒージャパンが完全子会社とならない限り、ライセンス契約を更新しない旨を表明している。ライセンス契約では、契約終了に伴い、スターバックス・コーヒー・インターナショナルが、日本国内の店舗の資産を公正な時価で取得できる旨も定められていた。

完全子会社化後は、サザビーリーグ出身の取締役と監査役は辞任するが、基本的に現経営陣と従業員が事業運営を行う方針だという。

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