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ユニクロ/フリース発売20周年、機能性とファッション性で進化

2014年10月15日 / トピックス経営

ユニクロは10月15日、都内で「ユニクロフリース20周年記者発表会」を開催した。

1994年にフリースを発売してから20周年の節目を迎えた企画。

<柳井社長>
柳井社長

柳井正会長兼社長は「フリースは我々の原点で、過去であり、現在であり、未来につながる商品だ。フリースがブームとなった1998年は原宿に店があり、ユニクロは日本を代表するブランドになった。ユニクロの企業理念は、服を変え、常識を変え、世界を変えていくで、世界を変えるといっている洋服屋は、ユニクロしかない。世界が良い方向に向かうように企業を作り変えていく。良い服を作って、その服を作っている人も幸せになっていく、そういう企業・服を作っていく」とあいさつした。

<世界16の国と地域で販売>
世界16の国と地域で販売

今年は、世界16の国と地域で販売し、フリースブームの最盛期を1000万枚上回る過去最高の数量を販売する予定。1994年からの累計販売枚数で3億枚を計画する。

<今年のフリースの一例>
今年のフリースの一例

2014年のフリースでは、機能性の進化として、蓄熱保温機能を持つ特殊糸を生地に採用した1.5度暖かいフリースを販売。超大型店限定商品として、特殊フィルムを表地と裏地の間にはさみ、風を通さない加工を施した「防風フリース」を販売する。

ファッション性の進化として、Pコートやプルオーバーのフリースを投入。昨年、ブラックのみで展開した都会の女性のための「アーバンフリース」にネイビーを追加し、全7アイテムを展開。キッズ限定で、ストリートファッションのアンダーカバーとのコラボレーション商品14アイテムを販売する。

柳井社長は「フリースにせよ、ヒートテックにせよ、これはアウトドア商品ではないかという既成概念があった。既成概念を乗り越え、服そのものを見つめ、服の新しい着かたや価値を伝えていくことがイノベーションには必要だ」と語った。

なお、15日からフリースのキャンペーンサイトを開設した。

■フリースキャンペーンサイト
https://campaign.uniqlo.com/fleece/2014/

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