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ユニクロ、東レ/ヒートテック発売10年、取引1000億円規模に

2012年09月26日 / 商品経営

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ユニクロと東レは9月26日、ヒートテック・ウルトラライトダウン(UL)の共同会見を開いた。

<柳井社長(中央左)と日覚社長(中央右)>

ユニクロの柳井正会長兼社長は「今年はヒートテックで1億枚、ULで1000万枚を販売したい。日本が元気になるためには、優れた商品が売れることが必要だ。東レとは1995年に出会い、これだけの関係になるのに17年かかった。年間で1000億円以上の取引があり、これを数千億円の取引にしたい。東レの持つイノベーション、技術力、経営者が一つになって、世界最強のバーチャルカンパニーにしたい」と語った。

東レの日覚昭廣社長は「繊維事業はグローバルに見れば成長産業と考え、中国に生産拠点を整備し、基幹事業として維持してきた。これからは、繊維事業は成長を担う基幹事業と位置付け直したい。ユニクロの商品企画力と当社の技術力を合わせ、一段とスピードアップしていきたい」と述べた。

<ヒートテックの10年分の商品>

ヒートテックは2003年に発売を開始し、今年で10年目を迎えたロングラン商品であり、市場が成熟期にあるのではとの問に対し、柳井社長は「商品が進化しなければ、市場は成熟するが、ヒートテックは毎年、お客様の声を聞き進化している。肌着以外の分野での応用もあり、まだまだ市場は拡大していく」との見通しを示した。

ヒートテックは2003年、150万枚の目標販売数でスタート、毎年、販売数量を伸ばし、2011年は年間で1億枚を販売した。10年間の累計販売枚数は2億9900万枚という。

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