流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アイティフォー/オムニチャネルシステムの受注好調

2014年12月10日 / IT・システム経営

アイティフォーは12月10日、「オムニチャネルシステム」の受注についうてリアル店舗とECサイトの両者を運営する小売業からクラウドでの受注が相次いでいると発表した。

今年度上期(4月~9月)では川辺など7社から受注、2社で稼働を開始した。

リアル店舗とECサイトを融合させて売上増を図る「オムニチャネル」は、小売業の生き残りの施策として普及が急速に進んでいるが、その実現にはリアル店舗とECサイトで別々に管理している顧客情報や在庫情報などのデータを正確に連携できるかどうかが重要なポイントとなっている。

小売業向け基幹システムとECサイト構築パッケージの両システムを1社で提供している同社ではこの連携に必要な経験とノウハウを蓄積しており、同業他社に比べて大きな優位性を持っている。

オムニチャネルのシステム構築について、下期(10月~3月)に13社(通年で20社)からの受注を目標としている。

最初にリアル店舗の基幹システム、次にECサイトシステム、次にポイントシステムというように必要な機能が発生するたびにシステムが追加で開発され、「データの連携」が当初から考えられていないため、連携が難しい場合が多い。

リアル店舗の基幹システムとECサイトシステムが別ベンダーで開発されている場合の連携はさらに困難なものとなっている。

しかし、同社ではオムニチャネルのシステム構築により、自社ECサイトでの店頭在庫公開や品切れ商品の店頭入荷通知(リアル店舗への送客)、ECサイトでの注文品をリアル店舗で受け取り(リアル店舗への送客)、リアル店舗で見た商品を後からECサイトで購入(ECサイトへの送客)、携帯の画面でポイントカードをバーコード表示することでポイントカードの常時保有と利用率を促進(リアル店舗とECサイトの相互利用)の機能により顧客の囲い込みを実現している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧