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富士電機/食品流通、次世代保冷コンテナ本格展開

2015年02月13日 / IT・システム商品店舗経営

富士電機は、次世代保冷コンテナ「D-BOX」を本格展開している。

<D-BOX>
D-BOX

食品流通業界における、生産事業者から加工・配達事業者、店舗事業者向けに、次世代保冷コンテナ「D-BOX」を発売・レンタルしている。

従来、スーパー、コンビニなどで販売される生鮮品(刺身・肉など)は鮮度を保つために店舗のバックヤードでの加工が必要だった、「D-BOX」によって、加工工場で集中加工した生鮮品を定温保冷しながら売場まで直送できるため、店舗内に冷蔵設備や加工スペースがなくても新鮮な生鮮品を販売することが可能になる。

「D-BOX」の運搬は一般トラックでも定温輸送が可能なため、従来の冷蔵車による運搬と比べてもコストダウンを図れ、少量・多温度帯輸送実現で輸送効率を大幅にUPし物流コスト削減を実現する。

運搬中に外気に触れるリスクを最小限に抑えられ、生産拠点や加工場から店舗・売場まで一気通貫の定温物流管理によって、新鮮な商品をお客様へ安心して届けることができる。

加工プロセスを加工工場に集約し、各店舗バックヤードの調理員削減が可能、冷蔵設備や製品加工場が不要になり、バックヤードレス実現によって小型店舗でも生鮮食品の取扱が可能になる。

店舗納品後も低温管理がされているため、品質低下の心配が少ないことから、接客業務への集中ができるので売上アップも期待できる。

外食チェーンでは、加工プロセスを加工工場に集約し、各店舗の調理員削減が可能になる。

調理に技術を要する生鮮メニューの拡充も可能にし、鮮度を維持したまま夜間無人商品受取も実現できる。

品質低下の心配が少ないことから、早朝出社といった従業員への負担や人的コストも軽減できる。

HQCCSを導入することにより、D-BOXの定温物流管理、個体識別管理、稼働率管理(稼働時間、空き時間、保守計画)、エネルギー管理を実現する。

「D-BOX」は、内部を急速冷却(3時間以内)し、電源レスで長時間・安定保冷、3温度帯(チルド、フローズン、定温)に対応できるため、食品生産拠点から店舗売場まで5時間温度を保つことができる。

D-BOXの庫内温度経過と扉開閉履歴を管理し、データ検証で商品トレーサビリティを確保できる。

主な販売先は、スーパーマーケット、コンビニチェーン、外食チェーン、食品卸業界、運輸業界、農業法人、リース・レンタル、医薬品。

■D-BOX
http://www.fujielectric.co.jp/products/d_box/d_box/index.html

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