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データコム/SoftLayerのベアメタル・クラウド、POS売上分析システムに採用

2015年08月11日 / IT・システム商品店舗経営

日本IBMは、データコムが流通小売業向けに提供しているPOS売上分析サービスのITインフラにIBMのクラウド・サービス「SoftLayer」が採用され、4月よりサービス提供を支援していると発表した。

データコムは、仙台を拠点として流通小売業向け業務パッケージソフトの開発・販売を行っており、特に、スーパーマーケットやドラッグストアなどチェーン店展開している小売業向けのPOS売上分析を得意としている。

POS売上分析システムの構築においては、M&Aなどによる店舗数増加や売上規模の拡大にも柔軟に対応できる拡張性や高いサーバー性能が必要となる。

また、システム管理負荷の軽減も強く求められていた。

データコムのPOS分析サービスの特長は、小売業の現場に即した使いやすい画面と極めて高速な分析レスポンスで、ステム運用と監視も提供し、ユーザー企業のシステム管理負荷を軽減している。

自社開発した高速かつ同時多重アクセスに優れたインメモリ型DBを使ったPOS売上分析システムのITインフラとしてSoftLayerを採用し、SoftLayerの特長の一つであるベアメタル(物理サーバー)を活用している。

データコムは必要に応じて柔軟に拡張できるクラウド・サービスの利用を決め、CPU、メモリー、ストレージ、サポートなどの観点で複数のクラウド・サービスの性能を比較した結果、ベアメタル・サーバーによる高い性能、安定度の高さ、管理の容易性と、SoftLayerのネットワークの特長である高速なデータ送受信性能や低価格を評価し、SoftLayerの採用を決めた。

今後も、大量データで高速処理が必要なシステムや、データセンター間の通信費用が無料であることを生かしたBCP(事業継続)関連システムについてSoftLayerを積極的に活用していく考え。

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