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Ivorish/フレンチトースト専門店、ららぽーと海老名に3号店

2015年08月18日 / トピックス商品店舗店舗リポート経営

長崎で菓子の製造販売を行う九十九島グループは10月29日、神奈川県海老名市の「JR海老名駅」前に開業する商業施設「ららぽーと海老名」1階に、フレンチトースト専門店「Ivorish海老名」をオープンする。

<Ivorish海老名>
Ivorish海老名

Ivorishは2013年6月に福岡市中央区大名に1号店を出店。2014年4月に東京都渋谷区に2号店をオープンした。2015年8月には、両店舗で累計30万人が来店し、現在も行列ができる店となっている。

<海老名の店内>
海老名の店内

海老名店は、神奈川県初出店で大型ショッピングモールへも初出店となる。店舗面積は約60坪で、客席数は68席。渋谷店の店舗面積は約30坪で、ほぼ2倍の店舗面積となる。

<海老名店の物販スペース>
海老名店の物販スペース

大きな店舗面積を生かし、カフェスペース・キッチンスペース共に渋谷店の1.5倍に拡大。そのほか、持ち帰り用のお菓子の販売コーナーを強化し、新たに8アイテムのギフト商品も販売する。雑貨の販売も開始し、カフェ、物販、雑貨の3つのカテゴリーを展開する。

<Ivorish渋谷の物販スペース>
Ivorish渋谷の物販スペース

九十九島グループは、九十九島せんぺい本舗、洋菓子の赤い風船など、銘菓を中心に展開。2005年から、全国の菓子プロデュースを手掛けるの寿スピリッツのグループ企業となった。そのため、カフェだけでなく、持ち帰り用菓子の販売にも注力したいという。

<Ivorish渋谷>
Ivorish渋谷

店舗デザインは渋谷店のイメージを踏襲。アメリカにはフレンチトースト専門店という業態はないが、日本人が憧れるアメリカをイメージ。ロサンゼルスのステーションビルのサロンを感じさせる空間を目指す。

<Ivorish渋谷の店内>
Ivorish渋谷の店内

Ivorishは、フレンチトースト色を表現するIvoryと英語で「愛情を込めて大切にする」という意味のCherishを掛け合わせた名前。材料・製法にこだわり、家庭では真似できなフレンチトーストを提供する。

<フレッシュブラックベリー(レギュラー税別1800円)>
フレッシュブラックベリー(レギュラー税別1800円)

フレンチトーストに使用するパンは、寿スピリッツグループの「小樽洋菓子舗LeTAO(ルタオ)」と共同開発した。卵液が浸み込みやすいパンを独自に開発。焼き立てのパンを一度、冷凍することで、パンの水分を飛ばし、卵液に漬け込んでも、パンの持つ本来の食感が残る独自の味わいを作り出した。

<スパイシーポークリブ(2ピース2000円)>
スパイシーポークリブ(2ピース2000円)

モーニング・ランチ・カフェ・ディナーとさまざまな時間帯別の利用シーンに対応するため、スイーツ系のメニューのほか、ミール(食事)系のメニューも展開。

<持ち帰り用のフレンチトーストも販売>
持ち帰り用のフレンチトーストも販売

スイーツ系の卵液は牛乳・砂糖・バニラ、ミール系の卵液は牛乳・エダムチーズで仕上げた。使用する素材をシンプルにすることで、素材そのものが持つ味わいを引き出した。

<オープンキッチンを採用>
オープンキッチンを採用

現在、フレンチトーストのメニューは定番商品と季節限定商品を合わせ、スイーツ系で8アイテム、ミール系で7アイテムのフレンチトーストを展開する。

<調理風景が客席から見える演出>
調理風景が客席から見える演出

スイーツ系では、プレーン(税別1000円)、プレミアムプレーン(1200円)、ベリーデラックス(レギュラー1800円、ハーフ1200円)、ナッティキャラメル(レギュラー1600円、ハーフ1000円)の4アイテムが定番メニュー。

<フレンチトーストは1枚5分で焼き上げる>
フレンチトーストは1枚5分で焼き上げる

ミール系では、エッグベネディクト(フレンチトースト2ピース1550円、1ピース1300円)、クロックマダム(1500円)の2アイテムを定番メニューとして展開する。そのほかの季節限定メニューや店舗限定メニューは2か月ごとにすべて変更する。

<夏の限定メニューレリクール(レギュラー1400円)>
夏の限定メニューレリクール(レギュラー1400円)

2か月ごとに半数のメニューは入れ替わるため、再度来店しても、新しい味わいに出会えるため、リピーターを創出できるという。

<アップル&シナモン(レギュラー1600円)>
アップル&シナモン(レギュラー1600円)

メニューでも、アメリカを意識したボリューム感、インパクト、ビジュアルを重視。スイーツ系では生クリームとアイスクリームを添える。ミール系では、サクサクした食感が特徴のフリルレタスにバターミルクのドレッシングを使用したボリューム感あるサラダを添えて、ヘルシー感を訴求する。

<冷凍のフレンチトーストも販売>
冷凍のフレンチトーストも販売

主要価格帯は、スイーツ系は、ハーフサイズ1000円~1200円、レギュラーサイズ1600円~1800円。ミール系はフレンチトースト1ピース1300円~1600円、2ピース1550円~1850円。タワーエッグベネディクト1900円など。

<ギフト用メニュー>
ギフト用メニュー

これまでの主要来店客は、20代~40代の働く女性で、2人で異なるメニューをシェアして食べるお客が多い。ボリューム感があるメニューだが、1人でレギュラーサイズを食べれる量目を目指したという。

<ゆったりとしたソファー席を多用>
ゆったりとしたソファー席を多用

想定客単価は1700円を目標としているが、季節限定商品などの価格変動があるため、平均客単価は1500円~1800円程度で推移している。

<ダブルマロン(レギュラー1800円)>
ダブルマロン(レギュラー1800円)

2015年秋の季節限定商品では、和栗とイタリア栗に熊本産和栗のクリームを使用したダブルマロン(レギュラー1800円、ハーフ1200円)、かぼちゃを使用したパンプキン(レギュラー1600円、ハーフ1000円)を投入。

ミール系ではクラムチャウダーをセットにしたチェダーチーズ&クラムチャウダー(フレンチトースト2ピース1650円、1ピース1400円)を渋谷店限定で販売する。

<パンプキン(レギュラー1600円)>
パンプキン(レギュラー1600円)

限定商品は、素材と季節を軸に展開。奇をてらったメニューではなく、素材を活かせるベーシックでオーソドックスなメニュー開発を目指しているという。

<チェダーチーズ&クラムチャウダー(2ピース1650円)>
チェダーチーズ&クラムチャウダー(2ピース1650円)

パンケーキは、ハワイアンブームなどの影響もありブームから定番メニューとなりつつあるが、フレンチトーストは海外から流入したブームとは異なる。そのため、Ivorishの店舗展開では、ブランドイメージ、店舗オペレーション、メニューの品質を重視し、ゆっくりと進めていきたいという。

店舗概要
所在地:神奈川県海老名市扇町13-1
ららぽーと海老名1階
店舗面積:60坪
席数:68席(予定)

■Ivorish
http://ivorish.com/

<渋谷店の写真>
渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

渋谷店の写真

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