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マッキントッシュ ロンドン/百貨店中心に229店を展開、初動は計画どおり

2015年09月02日 / トピックス商品店舗経営

三陽商会が展開する英国アウターウエアブランド「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)」の展開店舗数が9月2日、全国の百貨店を中心に229店となった。

<三越日本橋本店の催事>
三越日本橋本店の催事

「マッキントッシュ ロンドン」は、三陽商会がライセンス契約で展開していた「バーバリー」の後継ブランドで、英バーバリーとのライセンス契約終了後の売場の確保などが注目されていた。

杉浦昌彦社長は「セカンドラインのマッキントッシュ フィロソフィーは30代~40代の支持を得ており、45歳以上の男女をターゲットとしたマッキントッシュ ロンドンでも十分な手ごたえを感じている。売場展開は計画どおりに進んでおり、アウター商戦が本格化する秋・冬に大きな期待が持てる。2018年度200億円という販売目標をできるだけ前倒しで達成したい」と語った。

7月14日の京急百貨店への導入を皮切りに、10月中に、百貨店の紳士服114売場、婦人服のレギュラーサイズ122売場、Lサイズ25売場を確保。そのほか、直営店で紳士服1売場、婦人服のレギュラーサイズ1売場を展開する計画だ。

<主力のコート>
主力のコート

「マッキントッシュ ロンドン」の商品コンセプトは、英国トラッドに基づく本物、クラッシックとモダンの融合、コートからアクセサリーまで、上質な素材と時代性を兼ね備えたトータルコレクション。

<1945年製の英国陸軍のコート>
1945年製の英国陸軍のコート

ブランドのイメージターゲットは、伝統と歴史に裏付けられた本物を知る大人たち、時代に合った感性を持ち合わせた人々で、45歳以上の男女とした。

<紳士売場>
紳士売場

主要商品の価格帯とアイテム構成比は、紳士服はアウターウエア税別4万9000円~45万円(構成比30%)、スーツ11万円~20万円(15%)、ジャケット6万9000円~14万円(14%)、シャツ1万5000円~3万3000円(10%)、パンツ1万9000円~3万6000円(7%)、ニット2万6000円~6万6000円(6%)、カットソー1万4000円~3万5000円(4%)、雑貨5500円~14万円(14%)。

<婦人売場>
婦人売場

婦人服はアウターウエア5万6000円~35万円(35%)、ジャケット5万6000円~18万円(11%)、ドレス5万9000円~8万9000円(9%)、シャツ、ブラウス2万6000円~3万9000円(3%)、パンツ2万8000円~4万6000円(5%)、スカート2万9000円~4万6000円(7%)、ニット2万3000円~6万9000円(16%)、カットソー1万6000円~2万9000円(3%)、雑貨1万2000円~19万円(11%)。

<期間限定ショップの解説>
期間限定ショップの解説

9月2日~8日までは、日本橋三越本店本館1階中央ホールに127.5m2の特設売場を開設。190年を超える歴史を持つ英国を代表するアウターウエアブランド「マッキントッシュ」のアーカイブ展も行う。

<アーカイブ展>
アーカイブ展

アーカイブ展では、英国を代表するアウターウエアブランド「マッキントッシュ」が誇る190年を超える歴史を語るコートなど、貴重なアーカイブの数々を展示する。

<ボタンやタグなどを展示>
ボタンやタグなどを展示

コートやニットなどの先行発売商品やバッグ、マフラーなどの限定商品を発売。33色から好みの色を選べるカシミヤを使用したスコットランド製のマフラーのオーダーも受付ける。

動画

8月25日からは、マッキントッシュ ロンドンのTVCMの放映も開始した。旧バーバリーと売場やショップスタッフが同じ売場もあり、旧バーバリーの愛用者からも、新たしいブランドとして、「マッキントッシュ ロンドン」が浸透しつつあるという。コート商戦が本格化する秋・冬へむけ、さらにブランド認知度の向上を狙う。

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