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マツモトキヨシHD/子会社で在庫水増しによる不正な会計操作

2015年10月15日 / 経営

マツモトキヨシホールディングスは10月15日、連結子会社であったイタヤマ・メディコで不正な会計操作があったと発表した。

イタヤマ・メディコは10月1日付で、マツモトキヨシ甲信越販売に吸収合併されている。

イタヤマ・メディコとマツモトキヨシ甲信越販売との統合処理の過程において、イタヤマ・メディコの社長の指示により、イタヤマ・メディコの過去の営業損失発生の事実を隠す目的で、複数年にわたり、在庫水増し処理により架空棚卸資産を計上するという不正な会計操作が行われていた可能性があることが発覚したという。

不正行為による影響額は、調査中だが、複数年累計で約4億円と推定している。ただ、架空棚卸資産の計上の手続が複雑に影響しているため、解明には時間を要するという。

本件にかかる事実関係の徹底した調査・検証と有効な再発防止策の策定のため、顧問弁護士を委員長とする調査委員会を設置した。

調査委員会は、11月上旬を目途にマツモトキヨシHDに報告する予定だ。

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