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カスミ/子会社で不適切な会計処理

2015年10月26日 / 経営

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カスミは10月22日、子会社のカスミトラベルで不適切な会計処理があったと発表した。

2008年度以降トラベル社の前代表取締役による架空売上高の計上と同人による使途不明金が発生していること、この架空売上高により、結果として東京電力から、架空売上高に基づき算定した原子力損害賠償金を受領していたこと、他の1人の従業員による売上代金の着服が判明したもの。

不適切な会計処理の全容を明らかにするため、弁護士、公認会計士を構成メンバーとした調査委員会を設置し、現在、調査をしている。

8月中旬ごろ、トラベル社の役職員から自社人事担当取締役に対し、トラベル社の役職員が不適切な会計処理をしているのではないかと内部通報があった。

調査の過程で、前代表取締役による架空売上高の計上と同人による使途不明金が発生していた。不適切な会計処理の額は、架空売上高計上に係る売掛金額が約5618万円だった。

東電から受領した原子力損害賠償金の合計は、約9392万円であり、全額返還する予定だ。前代表取締役は、既に取締役を解任している。

従業員については、架空売上高を計上し、同人が売上代金約449万円の着服を行っていた。従業員については、着服した金額を同人が返還させるとともに、懲戒解雇処分を行っている。

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