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ワンダーコーポ/新星堂を吸収合併

2015年12月03日 / 経営

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ワンダーコーポレーションは12月3日、子会社の新星堂を吸収合併すると発表した。

2016年2月23日に、ワンダーコーポを吸収合併存続会社、新星堂を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行う。新星堂は2016年2月18日に、上場廃止となる予定だ。

両社が合併することにより、間接業務の集約、重複組織の解消、商品開発・マーケティング・本社機能に関する人材の有効活用など、経営資源の最適化を図ることによる相乗効果が見込まれる。

新星堂が主として販売している音楽・映像のパッケージソフトの市場は、スマートフォンやインターネットの普及による無料コンテンツやネット通販の影響により、年々縮小傾向にあるとともに、主力アーティストの新譜やヒット商品の不足により、今後も厳しい状況が続くものと思われる。

このような状況を踏まえて、新星堂では、イベント連動型店舗の出店、新規アイテムとしてゲームソフト、中古トレーディングカードの導入、人件費、物件費の低減を進め、収益改善を図っていたが、費用削減が売上の減少に追いつかず、依然として苦しい状況が続いていた。

2015年2月期の新星堂の売上高は166億2800万円、営業損失5億1700万円、経常損失5億900万円、当期損失6億9600万円だった。

ワンダーコーポの売上高は838億9800万円、営業利益1億6800万円、経常利益3億7100万円、当期損失1億1300万円だった。

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