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吉野家/3か月、毎日「牛丼の具」1食を食べた健康データを公開

2015年12月10日 / 商品経営

吉野家ホールディングスは12月9日、「吉野家の牛丼の具」の長期連続摂取に関する研究を発表した。

牛丼にある、不健康イメージを払拭するため、20歳から65歳未満の成人男女24人(血糖値正常高値、境界型合計5人を含む、平均年齢44.8歳±8.5歳)を対象に、日常生活の中で吉野家の「冷凍牛丼の具」を毎日必ず1食を加えて摂取することを12週間継続した。

試験期間中の衛生と品質管理上の理由から、牛丼の具は「冷凍牛丼の具」を使用した。

栄養分析結果から、実際に吉野家の「冷凍牛丼の具」を食事とともに12週間摂取した健常成人男女、血糖値の高めな人も、摂取前と後でなんら健康リスクが増加する兆しは見られなかったという。

調査は、開始前と開始後で、身体計測及び生理学的検査(体重、BMI、体脂肪率、血圧、脈拍数)、臨床検査値、尿定性検査値の変動と、有害事象の有無、種類、頻度、重症度を調査し、試験責任医師らにより評価を受けた。

そのほかに、食事内容(回数、量)、飲酒量、運動量、便通、睡眠時間、特定保健用食品などの摂取、自覚症状、医療機関の受診、治療内容、医薬品の使用などの調査を日誌調査により行った。

12週間の期間中24人の被験者にドロップアウトはなく、摂取率は99.6±1.1%で、問題なく摂取した。

血液生化学検査の結果では、LDH(LD)と、Cl以外の項目で、摂取前と摂取後で統計的に有意な変動はなかった。変動のあったLDHとCLは正常値の範囲がそれぞれ、120~240、98~108であり、正常範囲内の軽微な変動で、生理的変動の範囲内と診断された。

血液学的検査、尿検査の結果も、生理的変動の範囲を超える変動は見られず、問題なしと判断されたという。

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