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全日空商事/2015年の国慶節の中国人売上約2倍

2015年12月18日 / 経営

全日空商事は、今年の国慶節期間における中国(香港含む)からの訪日旅客(中国人)の購買動向を、自社データに基づき調査した。

調査は、グループ会社である全日空商事デューティーフリーが運営する「ANA DUTY FREE SHOP(旗艦店)」、今年8月にオープンした家電も取り扱う「ANA DUTY&TAX FREE SHOP(第4サテライト店)」における顧客データを基に、国慶節期間の国・地域別、商材別の売上推移などを比較し調査した。

国慶節は中国の建国記念日の10月1日。2015年の国慶節の休日期間は、10月1日~7日の7日間だった。

旗艦店では、中国人の売上金額、客数は2年前の約2倍となった。中国人の国慶節期の購買動向について、2年前の2013年を基準に比較すると、売上金額・客数・客単価ともに、年々増加していることがわかった。

2013年の数値を100%として比較すると、売上金額は2014年が77%増、2015年は133%増。客数は2014年が52%増、2015年は85%増。売上金額、客数ともに、2年前から約2倍となった。

客単価は、2014年は16%増、2015年は26%増で、2年前より20%以上増えた。2013年から2014年の大幅な伸びは、中国経済好調を背景に海外旅行に対する関心が高まったことが要因と考えられるが、それ以降も堅調な伸びを見せている。

インバウンド消費の動向が注目される中、2014年と2015年の国慶節期の国・地域別売上構成比(旗艦店のみ)を比較すると、昨年は約半数を占めトップだった日本人が今年は4割を下回った。

一方、中国人の割合は昨年より10%以上増加し、過半数越えとなった。その他の国・地域に関しては割合に大きな変化はなく、中国人の旺盛な購買意欲が表れた。

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