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JCB、食文化/飲食店向け食材仕入れ支援サービス提携で合意

2009年08月10日 / 経営

ジェーシービー(JCB)と、築地市場や全国の産地から旬の素材をインターネット経由で消費者に販売している、食文化は8月10日、飲食店向けの食材仕入れ支援サービスで提携することに合意したと発表した。

同日、食文化が新たに開設する、全国の飲食店と食材販売者を結ぶ食材仕入れサイト「うまいもんPRO(プロ)」の決済手段として、JCBの企業間決済サービス「うまいもんPRO専用JCB決済サービス」を導入し、参加飲食店と販売者の募集を開始する。

「うまいもんPRO」は、全国の飲食店と、築地市場を中心とする全国の食材販売者を結ぶ会員制のインターネットサービス。参加飲食店は、築地市場の食材を調達できるだけでなく、全国の産地の買い得品や一般には入手困難な食材などの仕入れルートの拡大が可能。

仕入れ代金の決済は指定口座から月1回の自動振替となるため、キャッシュフローの改善につながるほか、支払業務の軽減を図ることができる。一方、食材販売者にとっては、売掛金の請求回収業務を大幅に効率化することができ、全国の飲食店への販路拡大につながる。

今回の提携は、クレジットカードのノウハウを活かし、企業間決済での与信管理と請求回収業務を効率化する決済サービスを拡大したいJCBと、ECサイト「うまいもんドットコム」で食にこだわる消費者と生産者・流通業者を結びつけてきたノウハウを活かし、飲食店と食材販売者間の企業間取引での支援を強化したい、食文化の意向が一致し実現に至った。

両社は「うまいもんPRO」を積極的に展開し、初年度500店舗の飲食店に利用してもらうことを目標にしている。

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