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宝酒造/英最大規模の日本食材輸入卸を買収

2013年09月24日 / 経営

宝酒造は9月24日、英国の日本食材輸入卸会社であるタザキフーズの経営権を19日付で取得したと発表した。

タザキフーズの100%持株会社であるティー・タザキの全株式を宝酒造の欧州における100%子会社が取得した。

タザキフーズは、ロンドンに本社を置く英国最大規模の日本食材輸入卸会社。英国各地の日本食レストランや小売店に米などの日本食材や日本酒、調味料などを販売している。

タザキフーズの親会社であるティー・タザキの2012年12月期連結売上高は2075万9000ポンド(約32億8000万円)、連結営業利益は57万4000ポンド。

宝酒造グループは現在、海外酒類事業と日本食材卸事業を2本柱として、海外事業を強化している。

2010年4月にはフランス最大規模の日本食材輸入卸会社であるフーデックスを傘下に収めたほか、2012年11月には米国のミューチャルトレーディングの第三者割当増資を引き受ける形で議決権保有割合を45.0%に高めた。

今回、タザキフーズを傘下に収めることで、世界における日本食材の卸販売網を拡大するほか、欧州大陸を基盤とするフーデックスとの協業による事業拡大を目指すとしている。

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