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カネボウ/ファンデーション自主回収、中身入れ違え

2013年11月20日 / 経営

カネボウ化粧品が、2つのファンデーション製品の中身を入れ違えて販売・配布していたとして、自主回収していたことがわかった。

回収の対象となっているのは、カネボウが製造する「フェアクレア ホワイト UVリクイドファンデーション べージュ-C」のロット番号が3352番の商品1454個と、子会社のエキップが製造する「RMK リクイドファンデーション 102 試供品」の6万4800個(2個分で1組)。

<回収対象商品と「ロット番号」の確認部分>
回収対象商品と「ロット番号」の確認部分

製造工程で、それぞれの中身を相互に入れ違える形で充填していたことが判明したため、11月15日から店頭回収に踏み切ったという。

当該の「フェアクレア」製品については、店頭回収と同時に、購入者には正規商品との交換に応じる。RMKの試供品については、すでに店頭から撤去済み。

両製品ともに、品質と安全性に問題はないとしている。

9月末に、「フェアクレア」製品の利用者から、「使っているときの感触が今までと違う」との指摘を受け、当該製品を自社に送付してもらったうえで検査、入れ違えがあったことが「確実に分かったのは11月に入ってから」(広報担当者)という。

同社は当該の「フェアクレア」製品の自主回収について、11月18日付でカネボウのコーポレートサイト内部にあるブランドサイト上で告知。エキップの当該「RMK」試供品の店頭回収については、19日付でRMKのブランドサイト上で告知している。

カネボウによると、該当する商品の販売数がさほど多くないことに加え、出荷店を把握しているため購入者を特定しやすいことなどから、基本的な対応は店頭回収にとどめ、コーポレーションサイトトップなどでの告知も必要ないと判断したという。

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