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オリエンタル酵母/新興国などの“補酵素ニーズ”増大に対応

2012年12月13日 / 経営

日清製粉グループのオリエンタル酵母工業は、滋賀県の長浜研究所構内に補酵素生産棟を新設し、12月から稼働する。

現在、補酵素は診断薬の原料などとして、新興国を中心にニーズが伸びている。同社は、世界的に補酵素の需要がさらに拡大すると見込む。

こうした中、生産能力を増強するため、同社は合理化の余地がある長浜研究所構内に補酵素生産棟を新設。生産能力は従来の補酵素生産棟のおよそ1.4倍で、さらなる増強のスペースも確保しているという。

補酵素を生産する企業は世界でも少なく、同市場はニッチな分野になっているとされる。オリエンタル酵母工業は1968年、酵母の大量培養技術をもとに、酵母から補酵素を抽出・精製し、診断薬市場に販売。国内だけでなく、世界の診断薬市場に供給してきた。

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