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カネボウ/「マスク女子」増加で、「化粧直し用化粧品」のニーズ高まる

2014年03月25日 / 経営

3月も下旬を迎え、街では花粉症対策にマスクをした人の姿が目立つようになった。風邪・インフルエンザといった感染症予防にマスクをする人も多いとみられるが、最近では、「すっぴんを隠す」などの理由からマスクをして外出する女性も少なくないという。

こうしたなか、カネボウ化粧品は、マスクをして仕事に行ったことがある20~30代(20~34歳)営業職のOL300人と、20~30代の男性会社員200人を対象に、2月21日~24日にかけて「マスク女子」をテーマとした意識・実態調査を行った。

これによると、マスクをして会社に行くことのあるOLのうち、「ほぼ毎日」マスクをして出勤する人は34.0%と、3人に1人だった。

マスクをする理由としては、「風邪・インフルエンザの予防」(67.0%)や「花粉症対策」(46.7%)のほか、「喉や鼻の湿度を保つ」(30.7%)、「寒さ対策」(28.7%)、「すっぴんの顔をごまかす」(27.0%)など、多岐にわたった。

マスク女子の悩みとしては、「化粧が取れてしまう」(92.7%)、「マスクにファンデーションやチーク・口紅がつく」(88.0%)、「ファンデーション・チークなどがよれる・ムラができる」(87.3%)など、化粧にかかわるものが多かった。

このため、マスクをして出勤した後は、気軽に外すことができず、マスクを「必要に応じて着けたり外したり」する人が49.0%、「一日中つけっぱなし」という人は18.0%を占めた。

マスクを外した顔をみせることに「抵抗あり」と答えた女性は82.3%に上った。

また、「マスクを外した自分の顔にびっくり」したことがある女性は53.7%と、約半数いた。

マスク女子にとって、マスクを外した顔をみられたくない相手の1位は「男性の同僚」(67.2%)とされるが、実際にみられてしまい、「びっくりされたことがある」人は18.0%。

一方、男性ビジネスマンのうち、「女性がマスクを外した顔を見たい」という人は52.5%いたが、実際にみてがっかりしたという人が約4割にのぼったという。

仕事がある日に、マスク女子が化粧直しする頻度は「1回」が40.3%で最多。化粧直しにかかる時間は平均5.5分、2人に1人が自分の化粧直しに満足していないとの結果が得られた。

最後に、マスク女子から求められているのは、「長時間キープでき」(95.7%)「短時間で済み」(94.7%)「保湿効果もある」(90.7%)「肌質を問わない」(82.7%)化粧直し用化粧品としている。

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