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不二製油／台風被害のフィリピン子会社、事業縮小

2014年04月17日 ／ 経営

不二製油は4月17日、2013年にフィリピン・レイテ島を襲った大型台風によって生産設備に被害を受けた現地子会社に関して、設備再投資を行わないことを決定したと発表した。

不二製油の子会社「ニュー・レイテ・エディブル・オイル・マニュファクチャリング」は、昨年11月にレイテ島などを襲った台風30号で設備に大きな被害を受けて生産活動を停止、事業存続の是非を検討してきた。

今回の決定により、同子会社の事業は縮小するが、今後はフィリピンにおける市場開拓、原料調達などの拠点として運営していくという。

不二製油は、同災害による損失として、棚卸資産の評価損などとして7億1000万円、工場設備の除去損として2億9000万円など、合計11億2100万円を「災害による損失」として、2014年3月期の特別損失に計上する見込み。

一方、被害に対する保険金の一時金として受け取った8億200万円を同期に特別利益として計上する予定。さらに、同期以降も、被害を受けた資産に対する保険金の受領を見込んでいるという。

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