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マルハニチロ/完全養殖クロマグロの出荷は16年から=新中計

2014年05月30日 / 経営

マルハニチロは5月30日、2014年度~2017年度までの中期経営計画を発表した。

2017年度は、売上高9000億円(2013年度実績は8517億円)、営業利益200億円(106億円)、経常利益190億円(140億円)を目指す。

海外法人経常利益の比率は、25.0%(20.1%)の達成が目標。

新中計年度は、中核事業会社の統合により、従来の会社の枠にとらわれず、各事業実態に応じて戦略を共有できるユニット制に再編する。課題への対応や事業推進を柔軟にすることで、収益力を強化する。

新たなユニットは、「漁業・養殖」「水産商事」「荷受」「畜産商事」「戦略販売」「海外」「北米」「冷凍食品」「加工食品」「化成」「物流」の11ユニットで構成。

海外においては、欧州、ASEAN(東南アジア諸国連合)、オセアニアでの販売を拡大するほか、インドネシアを中心としたハラル市場に進出する。

養殖への取り組みでは、2016年から完全養殖のクロマグロを出荷する予定。

このほか、ロングライフチルド事業への進出も決定。ロングライフチルド食品とは、チルド温度帯で1か月程度の賞味期限を持つ調理済み食品をいう。同社は、海外企業との技術提携によって開発を進め、すでにテスト販売を実施。来春の発売に向け、生産ラインの検討が最終段階に入っているという。

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