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ひかり味噌/味噌業界初の「ハラール認証」、イスラム圏への輸出拡大

2013年01月15日 / 経営

ひかり味噌はこのほど、味噌業界初の「ハラール(HALAL)認証」を取得した。これにより、50兆円とも推測されるハラール食品市場への輸出が可能となった。同社は今後、イスラム圏での日本食、味噌の認知と拡販に力を入れていくとしている。

<ハラール認証を取得した3商品>
ハラール認証を取得した3商品

ハラールとは、イスラム教の戒律にしたがって処理された食品を指す。イスラム教では豚やアルコールを食用にすることを禁じており、イスラム教徒のためにこうした材料、成分や調味料を含まず、「イスラム教の定める適正な方法で処理された食品である」と証明された食品は、外装にハラール認定マークを表示して販売することができる。

同社はこれまで、東南アジアや中東近隣諸国などのイスラム圏への輸出強化のため、ハラール認証の取得準備を進めてきた。イスラム教の定めに従ったハラール製品専用の生産ラインを整備。社員の教育体制もあわせて強化し、今回、ハラール認証を取得するに至った。

ひかり味噌は、1月中旬から認証を受けた商品の出荷を開始する。今後は、今回取得した認証を生かしながら、イスラム圏での日本食、味噌の拡販を強化、5年後には年間販売量1000トンを目標に、ハラール食品市場での味噌の販売シェアトップを目指す。また、同じく5年後に総売上高に占める海外比率を10%に高める目標を掲げる。

■取得したハラール認証の概要
認証団体:NPO法人日本ハラール協会
(マレーシア政府ハラール認証機関(JAKIM)より承認を受けているハラール認証機関)
認証品目:ひかり白こしS(20kg段ボール)
ひかり赤こしS(20kg段ボール)
無添加味噌 田舎 (750gカップ/375gカップ)

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