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ネスレ日本/「レギュラーソリュブルコーヒー」の名称めぐり、コーヒー関連4団体を退会

2014年07月23日 / 経営

ネスレ日本は7月23日、所属する全日本コーヒー公正取引協議会を退会すると発表した。

微粉砕した焙煎コーヒー豆などを用い、新製法を取り入れた即席コーヒーとして2013年9月に新発売した「ネスカフェ」をめぐり、同社がインスタントコーヒーとは違う新ジャンルのコーヒーとして、「レギュラーソリュブルコーヒー」との名称を用いてきたことに対し、協議会側がこれを認めない決定を下したため。

ネスレ日本は、新製法を用いた「ネスカフェ」は、表示を規定した自主ルールである公正競争規約における「インスタントコーヒー」の定義に該当しない新しいジャンルのコーヒーであるとし、新しいジャンルの創設を提案してきた。

今回、協議会は、「レギュラーソリュブルコーヒー」という名称の使用を認めず、広告表現としての使用も不当表示とする公正競争規約改訂案を採択した。

これに対し、ネスレ日本は、「特定企業の経済活動を恣意的に阻害するもの」であり、「コーヒー業界全体の革新性を奪うもの」との見解を示した。

同社は、協議会を退会した上で、これまで通り、「名称:レギュラーソリュブルコーヒー」と表記するとしている。

ネスレ日本は同時に、所属するコーヒー関連業界団体の全日本コーヒー協会、日本インスタントコーヒー協会、日本珈琲輸入協会も退会する。

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