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ネスレ/1~9月期は実質4.5%増収、中国などで事業環境悪化

2014年10月17日 / 経営

食品世界最大手のネスレは現地時間10月16日、2014年1~9月期の売上高が、前年同期比3.1%減の662億2400万スイスフラン(約7兆4800億円)になったと発表した。

為替変動や買収などの影響を除いた実質ベースでは、4.5%の増収。実質的な内部成長が2.3%分、値上げが2.2%分寄与した。

一方、主要通貨に対し、スイスフラン高で推移したことが、売上高を7.5%分圧迫。事業の売却・買収が0.1%分の押し下げ要因となった。

地域別の実質売上高は、南北アメリカ大陸で4.8%増、欧州で1.0%増だった。アジア・オセアニア・アフリカは3.5%増。同地域では、中国などで事業環境が厳しさを増した。

2014年通期の見通しは維持した。実質売上高の成長率は5%前後となり、利益や、基礎となる恒常通貨ベースでの1株当たり利益、資本効率が改善するとみている。

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