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資生堂/実験動物使わない試験法の特許使用を無償化

2014年11月21日 / 経営

資生堂は11月21日、実験動物を用いずに化学物質のアレルギー性を調べることができる、皮膚感作性試験代替法「h-CLAT(エイチクラット)」の特許使用を無償化すると発表した。

同技術は、資生堂が花王と2003年から共同開発してきた。実験動物を用いずに、ヒト由来の培養細胞(細胞株)で化学物質のアレルギー性を正確、迅速、低コストで調べることができる技術とされる。

現在、世界共通の公的試験法である「OECD テストガイドライン」化に向けた取り組みを進めており、15年の決定を目指した最終審議が行われる段階に至っているという。

こうしたタイミングで、動物実験の削減につながる「h-CLAT」を普及させるため、12月1日から特許使用の無償化に踏み切るとしている。

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