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味の素/インドネシアに合弁会社設立、アジアの香粧品素材事業強化

2012年10月29日 / 経営

味の素(2012年3月期売上高:1兆1973億円)は10月1日、インドネシアの化学品メーカーと合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社はパーソナルケア製品の製造に用いる香粧品素材を生産する会社で、アジア市場の成長に対応する。

同社の合弁相手先はPT・ラウタン・ルアスで、新会社の名称はラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ。

2012年中の設立、2013年下期中の生産開始を目指す。将来の投資を含めた総投資額は600万ドル(約4億6800万円)を計画している。

パーソナルケア製品業界では、人と環境に配慮した植物由来のナチュラル原料の使用が欧州を中心にトレンドとなっており、アミノ酸を原料とする同社の香粧品素材への需要が増加しているという。

今後、特にアジア地域を中心に新興市場の伸びが期待できるため、市場立地、香粧品素材の主原料であるパーム油などの原料立地として有望なインドネシアにおける生産拠点を構築し、香粧品素材の供給能力を現状の約1.3倍に強化する。

■合弁会社の概要
名称:ラウタン味の素・ファイン・イングリーディエンツ社(PT Lautan Ajinomoto Fine Ingredients)
所在地:インドネシア国ブカシ県GIIC(Greenland International Industrial Center)工業団地内
代表者:服部達也
資本金:設立時300万米ドル(約2.4億円)
出資比率:味の素株式会社 66.67%
PT Lautan Luas社 33.33%
設 立 日:2012年12月(予定)
従業員数:設立当初 約15名
事業内容:香粧品素材の製造

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