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住友商事/欧州で化粧品素材ビジネスに参入

2015年04月13日 / 経営

住友商事と住商ファーマインターナショナルは4月13日、欧州で医薬品販売を行う住友商事子会社を通じ、協和発酵バイオの欧州子会社の化粧品素材事業を譲り受け、欧州における化粧品素材ビジネスに本格参入すると発表した。

ヘアケア・スキンケア用の各種ビタミン、保湿剤などの化粧品素材の営業権等を譲り受けるもので、欧州の事業基盤を獲得することにより、欧州系化粧品メーカーへの販路の獲得、米系化粧品メーカーの欧州工場へのサービスを強化し、取引拡大を図る。

各事業会社間の連携をより強化し、素材メーカーと協業し、顧客ニーズに基づいた素材の開発および提案を積極的に行っていく。

スキンケアやヘアケアなどを含む化粧品市場は、世界全体で約4,600億ドル(小売ベース)と、医薬品市場に次ぐ有望な市場。

欧州や米国、日本といった巨大市場が底堅く推移していることに加え、ブラジル、東南アジア諸国をはじめとする新興国が牽引し、今後も年率4~5パーセントの高い成長が見込まれている。

住友商事グループは、今般、米国、ブラジル、日本、中国に加えて欧州にも基盤を築くことで世界主要市場をカバーできる体制が整い、3年後には売上高2億ドルを目指す。

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