流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





住友商事/鹿児島県の農業生産法人へ出資

2010年11月24日 / トピックス

住友商事は11月24日、鹿児島県の農業生産法人さかうえが発行する第三者割り当て増資を引き受け、20%の出資を行う合弁契約書を締結した。
さかうえは、鹿児島県で延べ150haの耕地に野菜と飼料用作物の輪作生産を行う大手農業生産法人で、積極的に農地を集積し、作業受託も含めて規模の拡大と機械化・システム化によるコスト削減を行っている。
畜産業から出る堆肥を飼料用作物の生産に使用するなどの循環型農業に取り組み、新たな取り組みによって耕作放棄地の拡大防止や、農業における新しい雇用を創造するなど、自治体からも高い評価を得ている。
住友商事は、さかうえと取引を行ってきたが、「社内に2010年10月1日付で設置されたVIC食料・農業タスクフォースが国内農業での展開について検討を重ねる中、日本の農業を強化しようという思いがさかうえと一致し、今般の出資にいたった」(同社)という。
住友商事は、国内農業分野において、肥料などの食料生産資材の製造・販売事業を持ち、青果・生鮮農産物の広域流通卸事業を営んでいる。
川上の農業生産法人への参画を通じ、より信頼性の高い農産物をより効率良く生産・販売する為のインフラ整備を進め、最適なバリューチェーンの実現を図り、同時に国内農業活性化への積極的な貢献を目指すという。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧