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サントリー/2013年通期の売上高予想は2兆円、国際事業を積極展開

2013年02月14日 / 経営

サントリーは2月13日、2013年12月期の通期業績予想を発表した。売上高を2兆200億円(前期比9.1%増)、営業利益を1260億円(16.9%増)、経常利益を1220億円(18.4%増)、純利益を530億円(44.7%増)と見込む。

傘下のサントリー食品インターナショナルは、2020年の売上高目標2兆円の達成に向けた取り組みを強化する。同社は2012年12月、東京証券取引所への株式上場を目指す方針を明らかにしている。

同社の国内事業は、「BOSS」「伊右衛門」「サントリー天然水」などの重点ブランドを強化する。消費者のニーズを的確、迅速にとらえた新規需要の創造や、自動販売機ビジネスの強化、SCM活動のさらなる推進なとにも注力する。

国際事業は、欧州ではオランジーナ・シュウェップスを中心に、オセアニアではフルコア・ビバレッジズを中心に、東南アジアではサントリー食品アジアやその傘下のセレボス・パシフィックなどを中心に、積極的に展開する。

また、インドネシアでの事業拡大やベトナムでの飲料事業開始に加え、中東・アフリカ・ラテンアメリカ市場での事業開発を模索していく。

グループ会社のサントリー酒類は、主要ブランドの活動強化に加え、ノンアルコール飲料の拡充や新たな飲用スタイルの提案を行う。さらに、海外におけるビジネス基盤の確立を図る。

ビール事業は、重点ブランドの「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」に加え、新商品「グラン ドライ」を積極的にプッシュする。

サントリー(中国)ホールディングス有限公司は、上海ビール事業の収益力強化を図る。さらに、青島啤酒股份有限公司との合弁会社を設立し、さらなる事業拡大を目指す。

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