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サントリー/2012年通期の売上は2.7%増、営業益は5.6%減

2013年02月14日 / 決算

サントリーホールディングスは2月13日、2012年12月期通期決算を発表した。

売上高は1兆8515億6700万円(前期比2.7%増)、営業利益は1077億4400万円(5.6%減)、経常利益は1030億6100万円(5.5%減)、純利益は366億3100万円(41.5%減)となった。

飲料・食品分野は1.4%増収。国内事業は20年連続で販売数量が増加した。「BOSS」「サントリー天然水」などが好調に推移。果汁入り炭酸飲料「オランジーナ」、機能性飲料「GREEN DA・KA・RA」、特定保健用食品のコーラ飲料「ペプシ スペシャル」などの新商品は、当初計画を上回る販売数量となった。

ビール・スピリッツ分野は5.4%増収。3月にリニューアルした「ザ・プレミアム・モルツ」が9年連続で過去最高となる1656万ケース(前期比10.4%増)の販売を達成。新ジャンルでは、「金麦」「金麦〈糖質70%オフ〉」が合計3000万ケース超のビッグブランドに成長した。

ウイスキーも好調だった。2012年5月に発売した「山崎」「白州」の新商品が、20~30代を中心にユーザーを獲得。「山崎」ブランドの合計で27%増、「白州」ブランドの合計で約3.1倍と大きく伸長した。

缶チューハイなどの低アルコール飲料を指すRTD分野では、「-196℃ ストロングゼロ」が25%増となったほか、ハイボール缶は8%増と好調に推移した。

海外では、サントリー(中国)ホールディングス有限公司が7%増収となった。

利益面は、前期における会計処理上の特殊要因の影響を受けて下押された。同要因を除くと、営業利益、経常利益はいずれも増益になったとしている。

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