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カネボウ/自主回収の美白製品、6808人が「白斑様症状」申し出

2013年07月23日 / 経営

カネボウ化粧品は7月23日、同社をはじめとするグループ3社が、一部の美白製品を自主回収した問題で、同社のこれまでの対応について発表した。

同社とグループ会社のリサージ、エキップは4日、それぞれが製造販売する美白製品のうち、医薬部外品有効成分「ロドデノール」を配合した製品の利用者の間で、「肌がまだらに白くなった」ケースが確認されたことを受け、当該54製品の自主回収を発表していた。

7月19日時点で、同社が設置した専用窓口には10万4984人からの問い合わせがあった。このうち、「白斑様症状」を申し出た人は、「不安を感じる」という人も含めて6808名。

「3か所以上の白斑」「5センチメートル以上の白斑」「顔に明らかな白斑」のいずれかの症状があると申し出た人は、2250人だった。

同日時点での回収状況については、推定の家庭内在庫が45万個とされるなか、個人のユーザーから約36万個を回収(回収率80.0%)。

各取引店については、推定在庫が58万個とされるなか、約50.3万個を回収(回収率86.8%)。合計回収数は約86.3万個に達した(当該製品の累計出荷数は約436万個)。

カネボウ化粧品では、夏坂真澄社長を本部長とする「ロドデノール対策本部」を設置した。

当該製品を使用し、白斑様症状を発症した使用者には、完治するまで責任をもって対応するとの基本方針のもと、症状を申し出た人全員を訪問することを念頭に活動を開始したとしている。7月19日までに3181名を訪問した。

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