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花王/業績予想を修正、カネボウの自主回収で特損56億円

2013年07月29日 / 経営

花王は7月29日、2013年12月期第2四半期(1~6月)と通期の連結決算を修正すると発表した。

第2四半期について、売上高を従来予想の6000億円から6250億円に、営業利益を320億円から429億円に、経常利益を330億円から449億円に引き上げた。

一方、純利益については従来予想の190億円から183億円に引き下げた。

通期については、売上高を1兆2700億円から1兆3000億円に、経常利益を1170億円から1180億円に引き上げた。

一方、純利益は730億円から670億円に引き下げた。

営業利益は1160億円で据え置く。

為替が想定以上に円安に進んだこと、国内とアジアのコンシューマープロダクツ事業が想定以上に好調なことなどが業績に寄与する。

一方、子会社のカネボウ化粧品と同社のグループ会社であるリサージおよびエキップが製造販売したロドデノール配合美白製品の自主回収に絡む損失費用などが業績の下押し要因となる。この件に絡み、第2四半期に計上する特別損失は56億円。また、売上原価に含まれる損失費用は28億円。

このほか、原材料価格の上昇も通期の圧迫要因と見込んでいる。

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