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ユニ・チャーム/ミャンマーの日用品大手を買収

2013年03月22日 / 経営

ユニ・チャームは3月22日、ミャンマーの日用品大手「ミャンマー・ケア・プロダクツ」を買収すると発表した。同社株式の88.0%を保有するシンガポールの持株会社の発行済み株式100%を取得することで、ミャンマー・ケアを買収する。平行して、ミャンマー・ケア株の10.0%を別に取得する。これにより、ユニ・チャームによるミャンマー・ケアへの出資比率は98.0%となる。

買収手続きなどは、タイの子会社を通じて進める。関係各社とは21日に大筋合意に至った。4月中に最終契約を締結し、6月中に引き受けなどを完了する見込み。買収額は非公開。

ミャンマーは人口6200万人を抱える、ASEAN(東南アジア諸国連合)でも上位の人口大国。最近の民主化移行の動きを受け、欧米による経済制裁が解除されたこともあり、今後の経済成長と消費拡大が見込まれる。買収を通じ、ユニチャームは将来的な有望市場である同国のニーズを取り込む。

ミャンマー・ケアは、ミャンマー有数の衛生用品の製造販売会社。主力ブランドである女性用生理用品の「Eva」は、同国でトップシェアを誇る。幼児用紙おむつのシェアでは、首位のユニ・チャームに次ぐ位置につける。

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