サッポロビール／インドネシアでバイオエタノール製造プラント竣工

2013年08月21日／経営

サッポロビールは8月21日、子会社のサッポロエンジニアリングが、インドネシアのジャワ州でバイオエタノール製造プラントの建設を完了したと発表した。月島機械と共同で行った。

＜竣工したバイオエタノール製造プラント＞

同プラントは、日本政府とインドネシア政府が共同事業として行う「製糖工場におけるモラセスエタノール製造技術実証事業」で使用する。

同事業では、製糖工場の副産物であるモラセス（廃糖蜜）を原料とするバイオエタノール製造技術を実証する。

インドネシア国営農業公社の製糖工場に燃料用バイオエタノール製造プラントを設置。同工場や近隣の製糖工場から排出される年間約15万トンのモラセスの約70％を原料に、年間3万キロリットルの生産を計画している。

製糖工場の副産物であるモラセスを原料として燃料用バイオエタノールを製造することで、インドネシアにおける化石燃料消費量の低減などを目指す。

サッポロエンジニアリングは、これまでに丸紅や月島機械とともに、タイで同様の事業を受注し、同規模のバイオエタノール製造プラントを建設した実績がある。

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