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アスクル/古紙偽装問題受け、仕入先への業務対応費用を寄付

2009年04月21日 / トピックス

アスクルは4月21日、2008年1月に生じた製紙会社による古紙偽装問題に伴い仕入先や製紙会社に請求した業務対応費用などを、環境保全のために寄付すると発表した。

2008年1月に生じた古紙偽装問題の後、取扱商品の古紙パルプ配合率の乖離状況について調査を実施し、乖離が確認されたアスクルオリジナル商品の仕入先や製紙会社に対し、古紙偽装問題に伴う業務対応費用等についての請求を行うとともに、その使途について検討してきた。古紙パルプ配合商品の環境価値を考慮して、購入したユーザーの意思を考え、全額を世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)に寄付することを決めた。

同社は、社会貢献活動の一環として、2002年8月からWWFジャパンへの寄付を実施している。現在では、アスクルブランドのFSC認証製品の売上げの一部をWWFジャパンが展開する「アジア森林保全支援プロジェクト」に寄付している。今回のWWFジャパンへの寄付は、これまでアスクルが取り組んできた紙製品の責任ある調達を推進させることを目的に、自然資源の持続可能な利用を目指して活動を行っているWWFジャパンとの取り組みの継続性などを考慮して決定した。

寄付金の使途は、WWFジャパン「アジア森林保全支援プロジェクト」。寄付金の使途期間は、2009年7月1日~20011年6月末日。寄付金額は、2009年4月5206万6362円で、2010年1月には、 1904万7620円を予定している。

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