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トーハン/出版社やメーカーと共同した販売モデル導入

2009年09月18日 / トピックス

トーハンは9月18日、新たな販売モデル「MVPプロジェクト」を発表した。

出版社を対象にした説明会を本社で同日開催。「MVPブランド」と「MVPサプライ」の2施策について説明を行っている。

MVPは、More(より多くの)、Value(価値を)、Produce(創造する)の意味。読者の要求に適う商品を適正な場所、時期、数量、価格について、出版社やメーカーと生産計画段階から打ち合せ、個別条件を設定し、セールスプロモーションについてもバックアップする販売モデル。

書店マージン向上を目的とし、「MVPブランド」を企画する。同社は、プライベートブランド戦略として位置付けている。書店マージン40%~50%を実現させるために商品はすべてトーハンが買い取る。企画から販売までを一貫してサポートするマーケティング型仕入体制を確立。読者の欲求やニーズに対応する商品とサービスの提供を行う。

既発表のMVPブランド商品である、「東方神起写真集 PLEASE BE MINE All About TVXQ!」は、再販制度の適用外商品として店頭希望価格を4200円(税抜き価格4000円)に設定。最終的な値付けは書店が行い、送品後48日の9月16日現在 93.5%の実売率となっている。

「MVPサプライ」は、商品供給の次世代モデル。商品特性に合わせ4タイプで展開する。需要予測に基づく書店・銘柄別の冊数提案と供給、「MVPサプライ」専用の在庫と即時追送によるきめ細かい物流、得意先との販売契約に基づく商品供給が特徴。

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