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三菱総研/2010年度後半から景気回復基調に

2009年02月18日 / トピックス

三菱総合研究所は2月17日、「2009・2010年度の内外景気見通し」を発表した。それによると、日本経済は2008年度、2009年度はマイナス成長となるが、2010年度半ばから底を打ち、後半からは緩やかな回復基調になると予想している。

2010年度の実質GDPを0.4%(前年度比)と予測し、内訳は内需が0.6%で、そのうち民間最終消費支出0.6%、民間住宅投資0.0%、民間企業設備投資マイナス0.1%、外需については輸出がマイナス0.5%、輸入1.5%になると見ている。物価変動を加味しない名目GDPは、マイナス0.4%。

2009年度の実質GDPはマイナス3.9%、名目GDPマイナス3.6%。輸出はマイナス27.0%、輸入マイナス10.5%と予測している。2010年度にはアジアや欧米の回復が緩やかに進むと見られ、日本の景気回復も同様の動きをするようだ。

重要な輸出先である米国は、景気対策による内需押し上げが唯一のけん引役になると予想。減税の消費刺激効果と公共投資の早期実行がカギを握ると指摘している。米国の2010暦年の実質GDPは1.5%で、名目GDPは2.0%になると予測している。

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