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東急ストア/神奈川農園7500坪を開設

2009年10月14日 / トピックス

東急ストアは10月13日、神奈川県内の生産者と自社従業員が青果物の生産計画から栽培まで行う「神奈川農園」を大和市、藤沢市の計3か所に開設したと発表した。

3か所の合計面積は約7500坪で、2名の自社従業員が神奈川県から紹介された農業生産法人のグランパなどと協働する。

神奈川農園は、昨年3月に開設した茨城農園と同様、自社の従業員2名が地元生産者と共同で9月より栽培を開始。従業員が直接生産に携わることで、日々の栽培状況、生育状況が確認でき、より安全で安心な商品を提供できるとしている。

生産した大根・白菜・小松菜・トマトなど10品目の青果物は、22日オープンのたまプラーザテラス店で販売を開始し、11月から神奈川県内の中央林間店など10店舗で販売。今後順次販売店を拡大し、県内の30店舗で販売する予定。販売数量の年間目標は670トン(売上高1億5000万円)を見込む。

神奈川農園は野菜の生産に加え、神奈川県農業技術センターより新品種の提案を受けて生産に取組み、成功事例はJAさがみを通じて神奈川県の他の生産者にも拡大する予定。また、店舗で出る生ごみを専門業者が回収して堆肥化し、堆肥を農園で使うリサイクル型循環農業も展開する。

神奈川県内の店舗では、かながわブランド振興協議会から神奈川県民にとって身近な県内産の農林水産物とその加工品を積極的に取扱う販売店、「かながわブランドサポート店」に10店舗が登録されており、神奈川農園の野菜など県内産農産物の提供を拡大、今後も地産地消に努める。

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