流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ビックカメラ/当期利益50億円の黒字化

2009年10月14日 / 決算

ビックカメラが10月14日に発表した2009年8月期業績によると、売上高5891億7700万円(前年同期比6.6%減)、営業利益88億5400万円(45.8%減)、経常利益93億6700万円(43.6%減)、当期利益50億9400万円(前期は16億6200万円の当期損失)となった。

前期は、固定資産除去損2億1900万円、投資有価証券評価損32億2800万円、貸倒引当金繰入額15億600万円、減損損失28億6100万円など特別損失を合計で92億100万円計上していた。これに対して、当期の特別損失額は7億4800円に抑制されている。

店舗展開は、2008年11月に「ビックカメラ浜松店」をことし2月に「ビックカメラ新潟店」を開店。B&B(出資比率は同社10%、ベスト電器90%)との間で4月1日に締結したフランチャイズ契約に基づき、6月5日に「ビックカメラ山口店」、9月17日に「ビックカメラ小倉南店」が開店している。

品目別売上高は、物品販売事業のうち音響映像商品は、大画面薄型テレビ、ブルーレイディスクレコーダーの販売が、第4四半期以降、政府のエコポイント制度が開始したこともあり好調に推移し、売上高は1815億4600万円(26.9%増)となった。

家庭電化商品は、冷蔵庫、理美容家電が好調に推移した結果、売上高は845億2300万円(4.4%増)となった。情報通信機器商品については、低価格のネットブックの普及と新OSであるWindows 7の発売前の買い控えにより、パソコン本体、パソコンソフト、周辺機器が苦戦し、売上高は2013億8000万円(26.7%減)だった。

その他の商品は、ゲームや時計が苦戦したため、売上高は1177億1400万円(8.6%減)だった。

来期の業績予想は、売上高5900億円、営業利益104億円、経常利益118億円、当期利益60億5000万円。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧