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泰道リビング/コムサイズム・ホームなど展開、民事再生法適用を申請

2009年03月23日 / トピックス

帝国データバンクの調べによると泰道リビング(資本金2億9231万5800円、中央区日本橋浜町1-4-15、代表高橋武氏ほか1名、従業員220名)は、3月19日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

同社は、1948年9月に泰道繊維として設立された寝具類の販売会社。1981年4月に現商号に変更した。寝具・寝装品を中心に、生活雑貨などを手がけ、百貨店、スーパー、大手通信販売会社などへの卸売を行い、1992年3月期には、約140億9600万円の売上高を計上していた。海外ブランドのライセンス生産を手がけていた。主なライセンスブランドは「イヴ・サンローラン」、「エル」、「ミラ・ショーン」など。全売上高の90%を占めていた。

2000年に破綻した長崎屋(同年2月会社更生法)、そごう(同年7月民事再生法)など相次いで不良債権が発生して、財務体質が悪化した。打開策として2001年9月から小売りに進出。「コムサイズム・ホーム」の店名で北海道から中四国までに約20店舗を展開していた。2008年3月期の売上高は前期比0.9%減の約105億5200万円(卸売92.7%、小売り7.3%)となった。

今期に入っても卸売部門はギフト用商材が低迷を続け、小売り部門も新規出店に伴う投資負担がかさみ、借入れ負担から資金繰りが悪化、今回の措置を取った。

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