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日本チェーンストア協会/2月は総販売額4.8%減

2009年03月23日 / 月次

日本チェーンストア協会が3月23日に発表した2月のチェーンストア販売概況(会員企業70社、8786店)によると、総販売額は9526億円(前年同月比4.8%減、店舗調整後は5.4%減)となり、3か月連続のマイナスだった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6323億円、2.6%減となり、店舗調整後の数値も3.0%減だった。衣料品は883億円と16.3%減で、店舗調整後も15.5%減となった。住関品は1759億円と7.3%減で、店舗調整後は7.6%減。サービスは34億円と7.2%減、店舗調整後の数値は2.4%減だった。その他は525億円の0.8%減で、店舗調整後は6.8%減となった。

景気後退に加え、気温が全国的に高めに推移したことから、鍋物商材など季節商材の動きが鈍かったことに加え、うるう年の前年に比べて営業日が1日少なかったことから、総販売額は3か月連続のマイナスとなった。節分の日関連では、巻き寿司や手巻き寿司の材料、バレンタイン関連では手作り用板チョコレートの動きが鈍かった。昨年の中国製冷凍餃子事件の影響で餃子の皮や豚ミンチ、にらなどの動きが鈍かった。

商品別でみると、食料品のうち農産品では、トマトとキャベツは好調だったが、じゃかいもやホウレンソウなどは不調。バナナやメロンは好調だが、リンゴや柑橘は不調だった。畜産品では、輸入豚肉・牛肉は好調だったが、黒豚や国産牛肉、鶏肉、ミンチなどは不調だった。水産品では、貝類は好調だったが、マグロ、生切り身、うなぎなどは不調だった。惣菜では、揚げ物や洋惣菜は好調だったが、中華や焼き物、スナック、和惣菜などは不調だった。

紳士衣料では、シャツ、学生服は好調だが、コート、スーツ、スラックスなどは不調。婦人衣料では、ブラウスは好調だが、スーツやコートなどは不調。その他では、肌着や婦人パジャマなどは不調だった。

日用雑貨品で は、製菓用品、台所用品などは好調。行楽用品、和食器、バス・トイレ用品、ゲームソフトは不調。ペーパー類の動きは良かった。医薬・化粧品で は、健康食品は好調だが医薬品は不調。化粧品は、メイクアップは好調だが、ボディケア、メンズは不調。防虫剤は好調だが、洗剤は不調。家具・インテリアで は、組み立てボックスや季節家具、収納用品、スチール家具とも不調。枕やタオルケットは好調だが、布団は不調。インテリアはカーペットは好調だが、カーテンは不調。家電製品で は、旧型商品処分のテレビ、ビデオは好調だが、エアコン、電気暖房、冷蔵庫は不調。キッチン家電は好調だった。その他商品で は、自転車は好調。ペット用品は好調だが、園芸用品の動きは鈍かった。

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