流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





主婦の購買行動/約6割の主婦がスーパーの来店前にメニュー決定

2010年12月20日 / トピックス

大日本印刷(DNP)の子会社アットテーブルは12月20日、全国1万2000人の主婦を対象として、食品の購買行動などに関する大規模調査を発表した。
調査によると、約6割の主婦が店頭ではなく、来店前にメニューを決定していた。節約意識の高まりで内食率が増加し、雑誌やTV番組に加え、Webサイトなどで食情報を収集する機会も増えたため、収集した情報と家庭にある食材を比較検討して、買い物の前に夕食のメニューを決定していた。
これまでの調査では「来店者の約7割があらかじめ夕食のメニューを決めずに来店し、店頭で考えながら購入商品を決める」という結果が一般的だった。
料理に関する主婦の最大の悩みは「メニューを決めること」で、その際、最も考慮するのは「家庭にある使い残した食材」で、買い物前に最も参照する媒体は新聞の折り込みチラシだった。
新聞を購読する主婦の約9割がチラシを閲覧し、掲載商品のいずれかを購入する主婦が98%に達し、主婦にとってチラシは依然として重要な情報源であった。
来店後に、実際に生鮮食品(精肉・鮮魚・青果)の品揃えを見てメニューを決める主婦も多かった。
札幌市、仙台市、首都圏、名古屋市、大阪・神戸市、広島・松山市、福岡・北九州市の全国7エリアでの主婦のスーパーマーケットの利用実態調査では、最も利用するチェーン店やその利用頻度、利用理由、満足度や不満足の理由、売場の評価などが明らかになった。
「かなり満足している」との回答が多かったスーパーマーケットでは、「価格」と「生鮮食品の質」のいずれか、またはその両方で評価が高かった。
調査地域と対象者は、全国の20~69歳の既婚女性で、食品スーパーマーケットを週に1回以上利用している人で、サンプル数は1万2026名。調査期間は、2010年10月22日から10月29日まで、 インターネットリサーチによって調査した。
アットテーブルはスーパーマーケットにおける販売促進活動の支援を行う会社で、DNPの社内ベンチャー制度を活用して2004年9月1日に設立された。調査レポートの販売価格は、税別50万円。
■SMでの主婦の食品購買行動やチラシの活用などについての調査http://www.dnp.co.jp/news/101220dnp_table_report.pdf

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧