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リンガーハット/信州大学とコンテナ植物工場を共同研究

2011年07月15日 / トピックス

リンガーハットと信州大学繊維学部とアグリウェーブは、共同研究により「災害地対応を可能にしたコンテナ植物工場(コンファーム)」を開発した。
<コンテナ植物工場の外観>20110715ringerhatkontena1.jpg
<コンテナ植物工場の全景>20110715ringerhatkontena2.jpg
一般的な植物工場は、移動を前提としていないが、コンテナ植物工場(コンファーム)は、移動が可能であることが大きな優位性のコンセプトとした。
運搬(移動)しながら栽培可能な構造であり、迅速に災害地などに運搬・設置ができる仕様のコンテナ植物工場(コンファーム)を開発した。
運搬において道路交通法に適法させるため、コンテナ外部の突起物を完全になくす構造を採用。水耕栽培用の養液がこぼれないシステムの導入を行った。
本仕様のコンテナ植物工場(コンファーム)は、リンガーハットに納入した。今回のコンテナ植物工場(コンファーム)は今後生産する多数のコンテナ植物工場のモデルとなる予定だ。
リンガーハットは、これを契機として信州大学との本格的な共同研究開発を実施する予定。
現状では、コンテナ植物工場による外食産業向け主力野菜生産は、コスト、供給量ともに見合わないため、栄養成分に特徴ある野菜など、有用な機能性野菜の開発などを進めて行く計画だ。
「付け合わせ」用の野菜などには有用だと考えられ、機能性野菜の栽培研究を通して、自社内での野菜生産へと繋げて行く予定だ。

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