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オリコン/2013年年間「本」ランキング

2013年12月18日 / トピックス

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オリコンは、WEB通販を含む全国書店1941店舗からの売上データをもとに集計した「オリコン2013年年間“本”ランキング」(集計期間:2012年11月19日~2013年11月17日)を発表した。

総合部門にあたるBOOK部門は、98万5000部を売り上げた、村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(今年4月発売、文藝春秋)が年間1位を獲得した。

文芸小説による年間1位は、2011年の東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」(2010年9月発売)以来2年ぶり。村上春樹にとっては、2009年の「1Q84BOOK1」(年間売上108.0万部、2009年5月発売)以来4年ぶりの年間1位で、2度目の栄冠は2008年の年間ランキング発表開始以来、全作家を通じ初となった。

2位は84.7万部を売り上げた、慶應義塾大学医学部放射線科の医師・近藤誠の「医者に殺されない47の心得」(昨年12月発売、アスコム)、昨年同部門で2位を獲得したタレントの阿川佐和子「聞く力心をひらく35のヒント」(昨年1月発売、文藝春秋)は3位に入り、2年連続でTOP3入り(81.4万部)、書道家・中塚翠涛「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」(2009年12月発売、宝島社)は71.9万部で5位に入った。

BOOK部門は前出の村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を始めとして文芸小説が好調なセールスを記録。

百田尚樹「海賊とよばれた男」(昨年7月発売・講談社)は上巻が4位に、下巻が8位に、池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(昨年6月発売・ダイヤモンド社)は7位と、BOOK(総合)部門TOP10内に過去最多となる4作がランクインした。

BOOK(総合)部門におけるミリオン突破作品は昨年に引き続きなかったが、文庫は百田尚樹「永遠の0」、池井戸潤「オレたちバブル入行組」の2作品だった。

コミックは全11巻が年間で100万部を突破した「進撃の巨人」効果により、昨年の12作品から23作品に大幅増加し、年間ランキング発表開始以来の最多ミリオンセラー数となった。

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