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矢野経済/国内酒類市場は縮小傾向も、低アルコール市場は拡大=調査

2013年01月15日 / トピックス

矢野経済研究所は1月11日、「酒類市場に関する調査結果 2012」を発表した。同調査は酒類メーカーや関連団体を対象に2012年10~12月に実施された。

これによると、2011年度の国内酒類市場は前年度比1.9%減の3兆6300億円(メーカー出荷金額ベース)だった。若年層のアルコール離れや不景気による飲食機会の減少による業務用市場の不振などから、市場規模は減少傾向にあるという。

2012年度の同市場については、2.2%減の3兆5500億円になるとの見方を示している。

一方、2011年度の低アルコール飲料市場は4.3%増の2175億円(メーカー出荷金額ベース)。低アルコール飲料とは、醸造酒や蒸留酒、リキュールを果汁、茶、水、炭酸水などで割り、アルコール度数10%未満にした商品で、チューハイ、サワー、カクテルなどのアルコール飲料をさす。

矢野経済は、低アルコール飲料について、苦戦が続く酒類市場において好調なカテゴリーの一つとしている。家飲みや若年層のながら飲み(ゲームや携帯電話などをしながらの飲用)、女性の一人飲み需要など新規の飲用を促す多様な商品を開発し、市場拡大を続けているという。

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