流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





矢野経済/“医師が関わる化粧品市場”拡大、美白・アンチエイジング需要で

2012年12月07日 / トピックス

矢野経済研究所は12月7日、「ドクターズコスメ市場に関する調査結果 2012」の結果を発表した。ドクターズコスメとは、医師が開発・研究に参加している化粧品、もしくは、医療施設で販売・紹介している化粧品をさす。調査は、化粧品メーカーや流通業者などを対象に、9~11月に実施した。

これによると、2011年度の国内ドクターズコスメ市場は、前年度比5.3%増の795億円と好調だった。国内の化粧品市場が成熟する中でも、ドクターズコスメ市場は順調に推移。5年前からは38.5%(2007年度比)伸長している。

従来のドクターズコスメは、皮膚疾患や敏感肌対応の化粧品が中心だったが、近年では、アンチエイジングや美白などプラスアルファの効果を追求した商品が増加。これに伴い、流通ルートや製品カテゴリーも多様化している。

矢野経済は、2012年度のドクターズコスメの市場規模が高成長を維持し、3.1%増の820億円になると予測している。スキンケア製品を中心としたドクターズコスメ市場は、敏感肌や乾燥肌などの肌状態に対応した製品として訴求力があるだけでなく、アンチエイジングや美白などの機能に対する信頼度も高いため、今後も拡大基調で推移するとみている。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧