fumotto南アルプス/コストコとの複合施設、地域交流エリア42店先行オープン

2024年07月08日 17:36 / 店舗

ヒカレヤマナシは6月30日、山梨県に初進出する「コストコ南アルプス倉庫店」との複合商業施設「fumotto南アルプス」の地域交流エリアを先行オープンした。

<地域交流エリア>

「fumotto南アルプス」は、山梨県を縦断する中部横断道の「南アルプスIC」前に位置する。12ヘクタールの事業用地を大型商業エリア、交通拠点エリア、地域交流エリアの3エリアに区分して開発を行う。

大型商業エリアには会員制大型商業施設「コストコ」が山梨に初進出し、交通拠点エリアは市の主導により、将来的な道の駅認定を視野に入れて、バスターミナルや観光案内施設が整備される予定だ。

地域交流エリアは、地域活性化の拠点であり、山梨の魅力を発信する42店舗が出店した。

<施設全景>

先行オープンした「地域交流エリア」は、ヒカレヤマナシが「山と暮らすまち」という開発コンセプトのもとに開発・運営を行った。敷地中央に直径約75mの多目的芝生広場を配置し、それを囲うように、山梨の食文化と農業の魅力を発信する「ファーム・ベース」、南アルプスでのアウトドアの魅力を発信する「マウンテン・ベース」、山梨の暮らしや文化を発信する「ローカル・ベース」の3つのゾーンで構成した。

<農産物直売所>

このうちファーム・ベースには、山梨県内最大となる農産物直売所とローカルガストロノミーをコンセプトとしたワインの飲み放題もあるダイニングレストランのほか、国産牛の精肉直売所、フルーツパーラー、クロワッサンの専門店が出店した。

<サイクルトレイル>

マウンテン・ベースは、BMXやMTBを取り扱う自転車専門店が出店しているほか、「ソトアソビ」の空間を目指し、1周400mのサイクルトレイル、ラジコンサーキット、RVパーク、魚のつかみ取りなど様々なアクティビティを用意した。またエリアの一角には「日本初」のトレーラーハウスによる野外フードコートとなる「トレーラビレッジ」に、ピザ、韓国料理、ジビエ、ベトナム料理など多国籍な6つの飲食店が出店した。

<ローカルベース>

ローカル・ベースは、2階建て建物3棟約1322.31m2に、スウィーツや土産などの小売店、オーガニック専門店、アウトドア雑貨、伝統工芸品、クラフト、そして飲食店など30店舗以上のテナントが出店した。魅力的で個性豊かな店舗により、山と暮らすまちの魅力や山梨のすばらしさを広く発信する。

来年4月にはコストコ南アルプス倉庫店がオープンし、その翌年となる2026年の夏には地域交流エリアの拡張工事を行い、店舗全体の売場面積を現在の約3305.78m2から約4958.67m2まで約1.5倍の規模になり、店舗数も増加する予定だ。

さらに、数年内には交通拠点エリアの開発工事が市の主導により行われ、この完成をもって「fumotto南アルプス」は当初計画が完了する。

南アルプス市は、fumottoを新たな街づくりの拠点として、周辺50ヘクタールの開発を進めることを総合計画に盛り込んでいる。今後は、山梨の商業の中心地として、県外から大勢の人々が訪れる場所になると予想されているという。

なお、ヒカレヤマナシは、山梨県南アルプス市が公募した「南アルプスIC新産業拠点整備事業」を推進するため、アルプス市の代表企業とし地域活性化に取り組む企業として設立した。

■fumotto南アルプス 地域交流エリア
所在地:山梨県南アルプス市十日市場1571-1
敷地面積:fumotto南アルプス全体:約12ha、地域交流エリア:3.2ha
営業時間:9時~21時(店舗の営業時間は店ごとに異なる)
URL:https://fumotto.jp/

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